SFゴシックロマン「恒星記」02からの続きです。たまたまタイムリーな話題が新聞を賑わしていたので遊び心で便乗しました。こういう「旬」の科学情報は取り扱いが難しい。ハードSFでなく、ゴシックロマンとして描いたので「理論の古び」の影響は受けずにすみましたが、科学の発見や理論はどんどん変容しますから、本当に取扱注意ですね。ハードSFの「クロノシューター」では、その当たりの扱いはかなり気をつけているつもりです。「恒星記」は、それとは違って、時代性を残したまま不気味な雰囲気を残せるよう気をつけました。
恒星記03ここまで。恒星記04につづく。03の舞台は主に当時の名古屋大学キャンパスです。今は新しい建物も建ち、雰囲気がかなり変わりましたが、この漫画の通りの場所もまだ残っています。最後に出てくる会田の下宿は当時の知人が住んでいたところ。かなり忠実に絵に起こしています。なお、セリフの中で、一箇所だけ変えたところもあります。いわゆる「自主規制」用語の一つですが、自主規制というより、もっとよく使われる表現に直したいと思ったのが本心です。
0コメント